そんなに事件が無かった気がする10巻 【寄宿学校のジュリエット 書評】
現在アニメ放送中の寄宿学校のジュリエット。
アニメ効果を狙って――というのもあるでしょうが、10巻が販売されました。
早速読んでみたので感想を書いてみようと思い、書くに至った次第です。
※以下、ネタバレ注意です。
今回は、前巻にあたる9巻での兄弟喧嘩の後のお話となっております。
ジュリ男と犬塚のお二人が最後の一日を観光する――、その後に日常に戻るわけです。
さて、表題にも掲げていますように、個人的には今回はそんなに事件が無く過ぎたように感じました。
何故そう感じたのかを振り返ってみますと、ある一つの事に気付くのです。
「なんだ、こいつら今回あんまり喧嘩(殴り合い)してねぇじゃん」っと。
その事実に気付いてからもう一度読み直してみると、進展はしっかりとして居ますので、バトルよりもストーリーの進展を取ったのかなぁ。というのが印象です。
又、少し話は変わりますが、
表紙に出てくる新キャラさん、最初誰?っとなりました。
とんでもない強キャラ感出してました。
だって、あのお兄さんの雑用係(フォグ)ですよ?
いや、本編30P超えるかどうかで急に出てきた人フォグになっちゃったよ...
って感じです。
うん、新キャラが枠かっさらうってよくある事ですよね。
後は、今巻では、バレンタインデーも描かれています。
ウェスト側の祭りであるバレンタインデーに、黒犬も沸き立っているっていうのは面白いですね~。(本編内でしっかり丸流組(3バカ)の突っ込み入ってますが、貰った後に前言撤回しているあたり黒犬にとってもそういう意味を持った祭りになっているんでしょう)
今後、祭りに関しての扱いがどうなっているのか。というのに関して深く掘り下げてみても面白いかもしれません。
残りは、監督生の集会があって、次期監督生決めるよってお話とか王女様バイト編とかいろいろありましたが、穿った見方として敢えて上記二つを取り上げさせていただきました。
次巻予告では、ついに新一年生が入学するとかなんとか。
週刊誌の方では最新刊で犬塚君が○○○○してますが、それは次巻なんですかね?
あんまり詳しくないのでわかりませんが....
何がともあれ、ご覧いただきありがとうございました!